HubSpotダッシュボードで営業成果を最大化|KPI設計から活用術まで解説

HubSpotダッシュボードで営業成果を最大化|KPI設計から活用術まで解説

現代のビジネス環境において、データに基づいた意思決定は成功への鍵となります。HubSpot CRMのダッシュボード機能は、営業、マーケティング、カスタマーサポートなど、各部門のKPIをリアルタイムで可視化し、戦略的な判断を支援します。しかし、効果的なダッシュボードの設計と活用には、単なる機能の理解を超えたノウハウが求められます。

本記事では、HubSpotダッシュボードの基本的な使い方から、設計のコツ、活用事例、さらには外部ツールとの連携方法まで、実践的な知見を6つの章に分けて解説します。これにより、データドリブンな組織運営を目指す方々の一助となることを目指します。

HubSpotダッシュボードの基本機能とは

HubSpot CRMにおけるダッシュボード機能は、営業・マーケティング・カスタマーサポートなど複数の部門で活用される、マルチパーパスなレポーティングエリアです。複数のレポートを一画面に集約できるため、組織全体の活動を俯瞰しやすく、意思決定を高速化できます。

主な機能には、以下のようなものがあります。

  • レポーティング機能
    グラフやテーブル形式のレポートを作成・保存・共有。PDFやスプレッドシートへの出力も可能。
  • チャート自動作成機能
    棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフなどを活用し、視覚的なKPI管理を実現。
  • 自動スケジューリング
    レポートを定期的に自動送信。月次報告や経営会議資料として活用可能。

これらの機能は、定量情報を「見える化」することで、戦略的な営業活動・マーケティング施策の根拠となるデータ基盤を構築します。

効果的なダッシュボード設計のポイント

単にレポートを並べるだけでは、ダッシュボードは有効に機能しません。重要なのは、「誰が見るか」「どんな判断をしたいか」に応じた設計です。

まず最初に取り組むべきは、「KPIの明確化」です。営業部門なら商談件数や成約率、マーケティングならリード獲得数やコンバージョン率など、目的に応じた指標を定めましょう。そのうえで、表示形式も考慮します。営業向けには実績と目標を対比できる棒グラフ、マーケ向けには流入元を示す円グラフなど、用途ごとに適切なチャートを選びましょう。

また、情報過多にならないよう、1つのダッシュボードに表示する項目は5〜8個程度に絞るのが理想です。さらに、閲覧権限や部門ごとのカスタマイズを活用することで、ユーザーにとって“使いやすい”ダッシュボードが完成します。

営業・マーケティング・カスタマーサポートごとの活用例

HubSpotダッシュボードは、部門ごとの視点で設計することで、業務効率を大きく改善できます。以下は典型的な活用例です。

営業部門

  • 月別・担当者別の商談進捗
  • 成約率と予測売上の推移
  • アクティビティ件数(架電数・メール送信数など)

営業現場では、目標に対する進捗を常に可視化することで、個人の行動変容やPDCAのスピードアップが期待できます。

マーケティング部門

  • 流入チャネル別リード獲得数
  • メルマガ開封率・クリック率の推移
  • フォーム送信率やCV数の変動

マーケ施策のパフォーマンスを定量的に追えるため、次のキャンペーンの改善点も見出しやすくなります。

カスタマーサポート部門

  • チケット処理件数・平均対応時間
  • 顧客満足度(CSAT/NPS)
  • 対応チャネル別の工数比較

顧客との接点をデータで管理することで、サポート品質向上と人的リソースの最適化が図れます。

ダッシュボード活用で業務効率化を実現する方法

HubSpotのダッシュボードを継続的に活用することで、業務効率化が自然と進みます。たとえば、月次レポートの自動生成によって、資料作成工数が大幅に削減されます。また、過去データと現状を比較することで、先手のアクションが取れるようになります。

さらに、毎日の朝会や定例MTGでダッシュボードを共有することで、全メンバーが現状把握をできる環境が整います。結果として、組織内の情報格差が解消され、共通認識のもとで業務を進めることが可能になります。

重要なのは、ダッシュボードを「作って終わり」にせず、継続的に改善し、チーム文化として根付かせることです。

成功に導くダッシュボード運用のコツ

ダッシュボードの価値を最大化するには、運用ルールと改善サイクルの確立が不可欠です。

まずは「運用責任者(オーナー)」を設け、定期的なレビューとメンテナンスを行う体制を作りましょう。KPIやチャートの見直しを月1回程度の頻度で実施することで、常に現状に即した内容に保てます。

次に、ユーザー教育にも力を入れる必要があります。ダッシュボードの見方や活用方法を共有し、社員全員が「データで会話する」文化を醸成しましょう。また、フィードバックを収集し、レポート追加やUI改善を迅速に取り入れることも重要です。

このような運用体制が整えば、ダッシュボードは単なるモニタリングツールではなく、「次の一手を導く羅針盤」として、組織の成果に直結します。

HubOneだからこそ成功に近づけるダッシュボード設計と運用支援

HubSpotのダッシュボードは非常に柔軟性が高く、多彩な設計・カスタマイズが可能である一方、「本当に意味のあるレポートとは何か?」「KPI設計をどうするか?」といった本質的な問いに向き合わなければ、そのポテンシャルを十分に活かしきれません。

そこで鍵となるのが、HubSpotの機能を知り尽くし、かつ現場に根差した運用支援ができる伴走パートナーの存在です。ハブワンは、2010年代からCRM、MA、SFAなど数々のSaaSツールの導入・運用支援を手がけてきた実績を持ち、業界・業種を問わず何百社もの営業DXを成功に導いてきました。

私たちは、HubSpotの機能面だけでなく、組織構造や現場のオペレーションにまで深く入り込み、「このチームにはどんな指標が必要か」「誰が何を見て、どう判断するべきか」という設計思想からサポートします。また、運用開始後も継続的なレビューと改善提案を行い、ダッシュボードを“作って終わり”にしません。

さらに、HubSpotのダッシュボードを軸としながら、マーケティング施策の成果可視化、営業活動のパフォーマンス分析、経営層への戦略的な報告資料作成まで一貫して支援。ビジネスの成長スピードを加速させるための「見える化」と「実行力」を提供しています。

ダッシュボードが変われば、意思決定が変わる。意思決定が変われば、成果も変わる。
HubSpotのダッシュボードを真にビジネス成果につなげたいとお考えであれば、ぜひ一度ハブワンにご相談ください。

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小向雄大
執筆者:小向雄大
早稲田大学卒業後、新卒でITベンチャー企業に入社。社長直下の経営企画部門の立ち上げを担い、ゼネラリストとして業務に携わる。その後、大手不動産ベンチャー企業の経営企画、博報堂DY傘下エージェンシーで自社マーケティングおよびクライアントへのコンサルテーション業務に従事。ハブワンにRevOpsとしてジョイン。 HubSpot歴7年目。

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