HubSpot導入後にありがちな課題と顧客サポート改善策|運用定着のコツも解説

HubSpot導入後にありがちな課題と顧客サポート改善策|運用定着のコツも解説

顧客との接点が多様化し、購入前よりも「購入後」の体験が重視されるようになった今、企業に求められるのは“継続的な価値提供”です。HubSpotはマーケティングや営業だけでなく、カスタマーサービスにも強みを持つプラットフォームです。しかし、導入しただけではその真価を発揮できません。特に導入後の「顧客サポート体制の整備」は、HubSpotのサービス機能(Service Hub)を最大限に活かすカギとなります。

本記事では、HubSpot導入後に構築すべきカスタマーサポート体制とその対応方法、よくある課題と解決策、ツール連携による効率化など、具体的な実践ステップを6章立てで解説します。HubSpotを顧客満足度の向上とLTV最大化に役立てたい企業担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

HubSpot導入後に重要となる「顧客サポート」の考え方

導入初期の成功は、サポート体制の有無で大きく左右されます。導入後のサポートは、単なる問い合わせ対応ではなく、顧客との継続的な関係構築の起点となります。

多くの企業はHubSpotを「導入して終わり」にしがちですが、実際に成果を出している企業は“導入後”の体制構築に力を入れています。特に重要なのが「顧客サポート」の再定義。従来のような「問題が起きたら対応する」スタンスではなく、能動的にフォローアップを行うプロアクティブサポートこそが、顧客ロイヤルティを高める鍵です。HubSpotのService Hubは、ナレッジベース、チケット管理、カスタマーサーベイといった機能を備えており、単なる対応効率化にとどまらず、体験全体を改善する手段として設計されています。

Service Hubの活用で実現する「サポートの一元管理」

サポートチャネルの分散は、顧客体験の分断を生みます。Service Hubの導入により、問い合わせ対応、ナレッジ共有、フィードバック収集を一元化することができます。

HubSpotのService Hubを活用すれば、Eメール、チャット、フォームなど複数のチャネルからの問い合わせをチケット化し、統一された画面で管理できます。これにより、担当者の対応漏れや顧客の二度手間を防ぎ、スムーズな対応が可能に。また、ナレッジベース機能を活用することで、よくある質問に顧客自身がセルフサービスでアクセスでき、工数削減と満足度向上を両立できます。さらにCSATやNPSといったフィードバック機能も備えており、対応品質の定量的な評価・改善が可能になります。

HubSpot活用でよくある課題とその解決アプローチ

機能を使いこなせない、対応が属人化する、データが活用されない――これらは多くの企業が直面する課題です。対応の鍵は「プロセスの設計と定着」にあります。

Service Hubを導入しても、「活用しきれていない」という声は少なくありません。よくある課題としては、①チケット管理が属人化し、対応スピードにムラが出る、②ナレッジベースが整備されておらず、問い合わせが集中する、③アンケート機能などの活用が進まず、改善につながらない――といった点が挙げられます。これらを解決するためには、まず明確なサポートプロセスのフロー設計が必要です。その上で、定期的なデータ分析とPDCAサイクルを回す体制を構築することで、ツールの力を最大限に引き出せるようになります。

外部ツールとの連携による顧客対応の効率化

HubSpot単体でも機能は豊富ですが、外部ツールと連携することで、より高度で効率的なサポート体制を構築できます。

たとえばSlackと連携すれば、問い合わせチケットの発生をリアルタイムでチームに通知でき、対応スピードが大幅に向上します。また、GoogleフォームやZendeskとの連携を通じて、既存の業務フローとHubSpotをスムーズに統合することも可能です。これらの連携によって、サポート体制全体の品質と効率が格段に向上します。

HubSpotを活かしきるには「伴走型の支援パートナー」が不可欠

機能理解だけではなく、現場定着と改善支援まで伴走できるパートナーが、HubSpot導入の成功を大きく左右します。

多機能なHubSpotですが、使いこなすには「初期設計」「社内定着」「継続的な改善」という3つのフェーズをしっかり進める必要があります。ここで力を発揮するのが、HubSpot活用を熟知し、戦略立案から運用まで一貫して支援できる外部パートナーの存在です。ハブワンのように、CRMやMA、SFAなど多種多様なSaaSを扱ってきた実績のあるパートナーであれば、業界特性に応じた最適な体制構築をサポートできます。単なるツール導入ではなく、「使い切る」ことで初めて、顧客との関係性が資産として積み上がっていくのです。

HubSpot活用を成功に導く、HubOneという“実践型パートナー”の存在

HubSpotの導入と運用は、ツールの理解だけでは成功しない。業務プロセスへの落とし込みと現場定着、その先の成長戦略まで伴走できる存在が必要です。

ハブワンは、CRM、MA、SFA、CMSなどのSaaSプロダクトを2010年代から数多く支援してきたメンバーが多数在籍しています。HubSpot導入後の企業が直面しやすい「運用の属人化」「活用停滞」「改善の手詰まり」といった課題に対し、ハブワンは戦略設計からチームの業務フローへの実装、さらにKPIベースでの改善サイクルの支援まで、全体を一気通貫でサポートします。特に強みとしているのは、現場の定着を重視した実践型のご提案と、BtoBマーケティングにおける豊富な成功事例です。単なる導入支援ではなく、「成果につながる運用」を見据えたパートナーシップで、HubSpotの真価を引き出します。だからこそ、貴社のHubSpot活用は“導入の先”にある本当の成功に近づいていけるのです。

HubSpotの活用ならHubOne

ABOUT HubOne

HubSpotの活用なら、実績豊富なHubOneにお任せください。導入を検討中の方から、すでに運用を始めている方まで、それぞれの状況に合わせて最適な支援をご提供します。ツールを導入するだけで終わらせない、本質的な成果につながる活用をサポートします。

  • 経験豊富な専門チーム

    PROFESSIONAL

    HubSpot認定資格保有数 日本No.1の専門家集団が、貴社の課題を丁寧にヒアリングし、最適なプランニングと運用支援をご提供します。

  • カスタマイズ対応

    CUSTOMIZATION

    HubSpotの標準機能だけでは対応しきれない業務や業種特有の要件にも柔軟に対応可能です。外部ツール連携やワークフローの設計、ダッシュボードのカスタマイズなど、貴社の運用にフィットする最適な設定と構築を一緒に行います。

  • 継続的なサポート

    SUPPORT

    HubSpotの導入後も継続的にご支援し、目標達成に向けた改善提案や運用フォローを行います。単発で終わる支援ではなく、定例ミーティングやレポート分析、施策立案などを通じて、ツールの価値を最大化する伴走支援を実施しています。

無料で相談する
小向雄大
執筆者:小向雄大
早稲田大学卒業後、新卒でITベンチャー企業に入社。社長直下の経営企画部門の立ち上げを担い、ゼネラリストとして業務に携わる。その後、大手不動産ベンチャー企業の経営企画、博報堂DY傘下エージェンシーで自社マーケティングおよびクライアントへのコンサルテーション業務に従事。ハブワンにRevOpsとしてジョイン。 HubSpot歴7年目。

さらにHubSpotを
活用したい方へ

NEXT STEP